アイファー・ジェームズIfor James、1931年8月30日-2004年12月23日)はイギリスのホルン奏者。

略歴

1931年、イギリスのカーライル生まれ。父はコルネット奏者、母はソプラノ歌手という家庭に生まれ育つ。

4歳の時、ブラスバンドでコルネットを始める。7歳の時には、劇場で日雇いのトランペット奏者を務めていた他、カーライルの大聖堂でオルガンを弾いていたこともある。

1951年、ロンドンの王立音楽アカデミーに入学、オーブリー・ブレインにホルンを師事する。その間、ロンドンで度々ソロ活動を行う。

1952年から1960年の間、ハレ管弦楽団とロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団に所属。その後、ロンドンに移り住み、様々なオーケストラや室内オーケストラの首席ホルン奏者を務めた。

室内楽活動では、1966年から1980年の間、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルに所属、少なくとも30回以上のレコーディングに参加している。

ソロ奏者としては、イギリス内外で積極的にツアー活動を行った。日本でも、1979年に来日した際、千葉県八千代市市民会館にてソロ曲集を収録している。

ソロと室内楽に重点を置き、世界の名だたるオーケストラと数多く共演すると共に、多くの作曲家が彼のために曲を捧げている。

教育者としても名高く、王立音楽アカデミーやマンチェスターの王立ノーザン・カレッジで教授職を務めた他、アバディーンにあるスコットランド音楽学校では27年間の長きに亘って後進の指導にあたった。1996年、ドイツのフライブルク国立大学を最後に教職を引退。2003年には、アバディーンのロバート・ゴードン大学から名誉教授の称号が贈られた。

彼の弟子は100人を超え、その内30人以上が世界中のオーケストラで活躍していると言われている。

本人談、「私がホルンを吹くのは歌えないから」と言う台詞は有名。

使用楽器

  • パックスマン アイファー・ジェームズ・モデル(B♭-C管上昇モデル)

主な作品

少数であるが、ホルン独奏のための作品を書き残している。

  • 風車
  • アルバート・ホール・ギャロップ

その他

  • バンドジャーナル-1979年12月号に彼のインタビューが紹介されている他、表紙に彼の演奏している姿が掲載されている。

アイファー・ジェイムズ

協奏曲第三番(モーツァルト)(トランペット+ピアノ)【Concerto No. 3】 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

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ホラ・スタッカート (アイファージェームズ) YouTube