幸神(さいのかみ)は福岡県北九州市八幡西区の地名。幸神一丁目から四丁目の町がある。住居表示実施済み。郵便番号は806-0055。難読地名である。
地理
八幡西区の中部東側に位置し、北に西曲里町,東曲里町、北東に岸の浦、東に西鳴水、南に京良城町、南西に茶売町、西に小鷺田町,南王子町、北西に東王子町と接する。
湖沼
- 田良原池
地域の特徴
帆柱山の山裾に立地する住宅街であり、北西部は窪地になっている。町域の南部西縁に沿って国道200号が通り、北部を縦貫する。長崎街道が町域南部で国道200号から分岐し、北に抜ける。国道沿いに飲食店やカー用品店などが立ち並ぶが、他は住宅地。二丁目に県営幸神団地,市住宅公社幸神団地、三丁目に八幡幸神郵便局,北九州市立黒畑市民センター,市営幸神西団地,済世第2幼稚園、四丁目に北九州市立熊西市民センター,幸神保育園,こじか幼稚園がある。
歴史
昭和30年代に高層アパート群ができ始めて急速に発展した地域。
地名の由来
長崎街道沿いにある小さな祠に祀られている「さいのかみ様」より。この神は、「鞘の神」「塞の神」「幸の神」などとも呼ばれる。交通の神で、昔、旅人がここで一休みして、わらじを買って旅をつづけたという。町内の田良原公園は大字熊手の字、田良原にちなむ。
沿革
- 1959年(昭和34年) - 大字熊手の一部より幸神町新設。
- 1963年(昭和38年)2月1日 - 八幡市、戸畑市、小倉市、若松市、門司市の5市が合併し、北九州市が発足。八幡市幸神町は北九州市八幡区幸神町となる。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 北九州市が政令指定都市に指定され、八幡区、戸畑区、小倉区、若松区、門司区の5区を設置。北九州市八幡区幸神町は北九州市八幡区幸神町となる。
- 1967年(昭和42年)6月1日 - 幸神一丁目 - 四丁目新設。
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 八幡区が八幡西区と八幡東区に分かれ、八幡区幸神一丁目 - 四丁目は八幡西区幸神一丁目 - 四丁目となる。
町名の変遷
世帯数と人口
2024年(令和6年)3月31日現在(北九州市発表)の世帯数と人口は以下の通りである。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
バス
域内のバス停と系統は以下のとおりである。
道路
- 国道200号
施設
公共施設
- 北九州市立黒畑市民センター
- 北九州市立熊西市民センター
- 西団地集会所
教育施設
- 済世第2幼稚園
- こじか幼稚園
金融機関
- 八幡幸神郵便局
社会福祉施設
- 幸神保育園
- 社会福祉法人共生の里 北九州事業所
公営住宅
- 県営幸神団地
- 市営幸神西団地
- 市住宅公社幸神団地
公園
- 幸神東公園
- 幸神南公園
- 幸神一丁目公園
- 幸神二丁目公園
- 田良原公園
史跡
- さいのかみ様
- 長崎街道 幸神一里塚
脚注
関連項目
- 北九州市の地名



