オーランド・ヘスス・アルシア(Orlando Jesus Arcia, 1994年8月4日 - )は、ベネズエラ・アンソアテギ州アナコ出身のプロ野球選手(遊撃手)。右投右打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。愛称はエルニーニョ。
兄は同じくプロ野球選手のオズワルド・アルシア。
経歴
プロ入りとブルワーズ時代
2010年にミルウォーキー・ブルワーズと契約。
2011年にルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ブルワーズでプロデビューし、64試合に出場して打率.294、6本塁打、34打点、13盗塁の成績を残した。
2012年はスプリングトレーニング中に足を骨折し、シーズンを全休した。
2013年はA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズでプレーし、120試合に出場して打率.251、4本塁打、39打点、20盗塁の成績を残した。
2014年はA 級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、127試合に出場して打率.289、4本塁打、50打点、31盗塁の成績を残した。
2015年はAA級ビロクシ・シャッカーズでプレーし、129試合に出場して打率.307、8本塁打、69打点、25盗塁の成績を残した。この年はオールスター・フューチャーズゲームにも選出され、AA級のシーズン終了後にはブルワーズ傘下のマイナー最優秀選手に選ばれた。オフの11月20日に40人枠入りした。
2016年は開幕からAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、100試合に出場して打率.267、8本塁打、53打点、15盗塁の成績を残した。8月2日にメジャー初昇格を果たし、同日のサンディエゴ・パドレス戦にて7番・遊撃手で先発出場してメジャーデビュー(結果は4打数無安打)。8月5日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャー初安打を右前の単打で記録したとき、相手野手のジーン・セグラが親切に記念ボールをダグアウトに戻してくれたが、それがボールデッド宣告前だったため、安全進塁権により三塁まで進塁する珍プレーとなった。メジャーでは55試合に出場し、打率.219、4本塁打、17打点だった。
2017年に正遊撃手の座を獲得。153試合に出場し、打率.277、15本塁打、53打点、14盗塁の成績を残した。
2018年は7月にAAA級に降格するなど不振が続き、119試合の出場にとどまった。なお9月14日のピッツバーグ・パイレーツ戦、6回裏の一死二・三塁の場面で、バントでスクイズを試みたが、一塁手が前進する動きを見て咄嗟にプッシュバントに切り替えて2打点の二塁打を記録する好プレーがあった。
ブレーブス時代
2021年4月6日にチャド・ソボトカ、パトリック・ワイゲルとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍した。移籍後はAAA級グウィネット・ストライパーズでプレーしていたが、7月にメジャーに昇格。8月にマイナー降格するも9月に再び昇格し、ポストシーズンゲームにも出場した。ブレーブスはヒューストン・アストロズとのワールドシリーズに勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ制覇を果たした。オフの11月30日にブレーブスと2年総額300万ドルで契約延長した。2024年はチームオプションとなり、バイアウトの際は10万ドルが支払われる。
2023年6月29日に遊撃手部門のファン投票で初となるオールスターゲームに選出された。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別投手成績
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 投手守備
- 内野守備
- 外野守備
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2015年)
- MLB
- MLBオールスターゲーム選出:1回(2023年)
背番号
- 3(2016年 - 2021年途中)
- 9(2021年途中 - )
- 11(2022年 - )
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 A
- ベネズエラ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
- 兄弟スポーツ選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Orlando Arcia stats MiLB.com (英語)
- Orlando Arcia G (@arciagiral) - Instagram



