KHDRBS3(KH domain containing, RNA binding, signal transduction associated 3)またはT-STARは、ヒトではKHDRBS3遺伝子にコードされるタンパク質である。
相互作用
KHDRBS3はSIAH1と相互作用することが示されている。
またKHDRBS3は前立腺がん細胞において、スプライシングタンパク質Sam68やがんタンパク質メタドヘリンと相互作用している。
臨床的意義
KHDRBS3(T-STAR)は、前立腺がん組織で周囲の良性組織よりも発現が増加していることが示されている。KHDRBS3の発現は、Likert scaleによって測定されるマルチパラメトリックMRI(mpMRI)シグナルと相関している。Likert scaleは、PI-RADSと類似したシステムである。いまだ議論はあるものの、mpMRIシグナルはグリソンスコアの高さや腫瘍サイズ、臨床的にアグレッシブな前立腺がんと関係した組織病理学的特徴と相関している。KHDRBS3の発現は心不全患者の不全部位の心筋で増加しており、そこでKHDRBS3はACTG1、MYL2、RYR2、TNNI3、TNNT2、TPM1、TPM2、TTNなど、サルコメアの構成要素をコードするいくつかの重要なmRNAと相互作用している。
前立腺がん細胞株ではKHDRBS3はアンドロゲンによって調節されているようであり、合成アンドロゲンR1881の投与後にmRNAの発現が低下する。
機能
KHDRBS3はサルコメアタンパク質であるチチンのmRNAの選択的スプライシングを調節しており、イントロンが保持される。iPS細胞由来心筋細胞におけるKHDRBS3の過剰発現はカルシウムトランジェントを増加させ、Fmaxの増加をもたらす。
出典
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