セブンシーズ・ナビゲーター(Seven Seas Navigator)は、アメリカの船舶会社リージェント・セブンシーズ・クルーズ(Regent Seven Seas Cruises)が運航するクルーズ客船である。
概要
1999年8月にラディソン・セブンシーズ・クルーズ(当時)のクルーズ客船として就航した。
客室は全室スイートで253室全てが海側に設けられており、その9割にあたる216席にバルコニーを備えている。 客室面積は下位カテゴリーであるウィンドー・スイート(G・H)でも28平方メートルで、クルーズ客船のスタンダードクラス平均の約2倍と高い居住性を備えている。 また、乗組員一人あたりの乗客定員は約1.4人と同社の保有する客船の中で最も少なくなっている。
2009年11月には大規模改装を実施。2014年現在は夏季にアラスカ、冬季にカリブ海のクルーズへと配船されている。
船内設備
※記載内容は2014年現在のもの。
- レストラン
- コンパスローズ・レストラン(メインダイニング、デッキ5)
- プライム7(デッキ10)
- ラ・ベンダ・レストラン(デッキ10)
- プールグリル(デッキ10)
- ラウンジ・バー
- スターズ・ラウンジ(デッキ6)
- コノスアー・クラブ(デッキ6)
- ナビゲーター・ラウンジ(デッキ6)
- セブンシーズ・ラウンジ(デッキ6・7)
- ガリレオズ(デッキ11)
- スパ・ヘルス
- ビューティーサロン(デッキ12)
- スパ(デッキ12)
- ジム(デッキ12)
- エアロビクススタジオ(デッキ12)
- サウナ(デッキ12)
- オープンデッキファシリティー
- ジャクジー(デッキ10)
- プール(デッキ10)
- その他
- ホスピタル(デッキ4)
- レセプション(デッキ6)
- ライブラリー(デッキ6)
- カードルーム(デッキ6)
- カジノ(デッキ7)
- ブティック(デッキ7)
客室
全室スイートの海側配置で、カテゴリC以上の客室にはバトラーサービスが付く。ウィンドー・スイート以外はバルコニーが設けられている。
- マスター・スイート(MS)
- 99㎡(客室)+10㎡(バルコニー)
- グランド・スイート(GS)
- 50㎡(客室)+18㎡(バルコニー)
- ナビゲーター・スイート(NS)
- 42㎡(客室)+4㎡(バルコニー)
- ペントハウス・スイート(A・B・C)
- 28㎡(客室)+5㎡(バルコニー)
- コンシェルジュ・スイート(D)
- 28㎡(客室)+5㎡(バルコニー)
- デラックス・スイート(E・F)
- 28㎡(客室)+5㎡(バルコニー)
- ウィンドー・スイート(G・H)
- 28㎡(客室)
その他
船体は旧ソ連の人工衛星追跡艦を再利用したものである。 1991年にレニングラードのアドミラルティ造船所にて衛星追跡艦「アカデミック・ニコライ・プルーギン」として船体のみ完成したものの竣工せず、売却後にイタリアのT.マリオッティ造船所にて上部構造体を新造し、新たに客船「セブン・シーズ・ナビゲーター」として完成した。。
脚注・出典
参考文献・資料
- 海事プレス社『クルーズシップコレクション2014・2015』クルーズ2014年4月号増刊
- “客船案内 セブンシーズ・ナビゲーター” (PDF). RTSリージェントオフィス. 2014年5月4日閲覧。
外部リンク
- 運行会社による紹介(英語)


![]()

