ジェームス・ウィーバー(英: Jemes Weaver, 1955年3月4日 - )は、イギリスのロンドン生まれの元レーシングドライバー。
経歴
1978年にイギリスフォーミュラ・フォード1600にデビューし、フォーミュラ・フォードフェスティバルでマイケル・ローに次ぐ2位表彰台を獲得する。1980年にイギリス・フォーミュラ3選手権にステップアップし、翌1981年に初優勝を挙げランキング7位となる。1982年にエディ・ジョーダン・レーシングへ移籍し、6度の表彰台を獲得、ポールポジションを3度獲得するなど速さを見せ、ランキング5位と良いシーズンを過ごした。
1983年はヨーロッパF3選手権に参戦したのと並行して、マツダスピードからル・マン24時間レースに参戦。ジェフ・アラム、スティーブ・ソパーとともに、ル・マン初出場ながらクラス2位に入った。1986年にはル・マン24時間に初参戦する日産からのオファーを受け、長谷見昌弘、和田孝夫と日産・R85V(マーチ・85G)32号車チームの一員として参戦、トラブルが発生する車で日産に初の24時間完走(16位)という記念碑をもたらした。1987年にダイソン・レーシングに入り、以後20年間所属した。
1989年にはイギリスツーリングカー選手権への参戦を開始し、同年3月にオウルトン・パークサーキットでBMW・M3に乗りデビュー。その年の優勝者ジョン・クレランドに続いて総合2位に入賞。一方でクラスBチャンピオンを獲得した。1992年にはアンディ・ミドルハーストに代わって日産BTCCチームを運営するヤンスピードから参戦し、キース・オドール、ティフ・ニーデルとともに日産・プリメーラを運転した。
ヨーロッパ以外にアメリカ大陸での実績もアメリカン・ル・マン・シリーズやデイトナ24時間レースなど活躍し、優勝経験もある。
1995年にIMSA GT選手権準優勝、1998年の米国ロードレーシング選手権、2000年と2001年のロレックス・スポーツカー・シリーズで総合優勝し、2004年と2006年のアメリカン・ル・マン・シリーズでシリーズ2位を獲得。
彼の勝利の中で大きなものは1997年のデイトナ24時間、1997年、2000年、2002年のワトキンズ・グレン6時間で優勝がある。1985年のル・マン24時間と1999年のセブリング12時間レースでも2位に入賞した。
2006年のアメリカン・ル・マン・シリーズをシリーズランキング2位で終えたのを最後に現役を引退した。
レース記録
フォーミュラ
イギリス・フォーミュラ3選手権
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- * : ヨーロッパF3との合同レース。
ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権
国際F3000選手権
(key)
スポーツカー
アメリカン・ル・マン・シリーズ
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
ル・マン24時間レース
デイトナ24時間レース
セブリング12時間レース
イギリスツーリングカー選手権
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- ‡: エンデュランスドライバー。
アメリカン・オープンホイール
インディカー・シリーズ
(key)
ソース
- http://www.theracesite.com/index.cfm?template=magazine&mag_id=12685
脚注



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